ナンセンスの小箱
メルヘンの部屋
-北村正裕創作文学作品公開-
このコーナーは、北村正裕の創作メルヘン、ファンタジー作品の無料公開のコーナーです。既存の児童文学が金科玉条と仰ぐ「成長」という教育的価値観から解放された、自由な、そして、純粋な楽しさと美しさを追求する事が、北村正裕の創作のポリシーです。また、戦闘シーンにまみれた多くの「ジュブナイル・ファンタジー」とも一線を画した、詩的で、幻想的な作品世界をめざしています。
目 次
短編ナンセンス童話
ある日、警察署長さんの家にどろぼうがはいる。ところが、何が盗まれたのか、なかなかわからない…… （月刊「MOE」1988年6月号に発表されたもの）
創作メルヘン
最後の夏
毎年、家族で行っていた河原に、その年は、一人で行ってみた。そこには、もう、会えないはずのアヤちゃんの姿が……
（2020年8月に小説投稿サイト「エブリスタ」に掲載した同名の作品に修正を加えたもの）
創作メルヘン
ひまわりの夢
ひまわりの丘へ行きたいという少女と一緒にバスに乗った僕は、夕暮れ色の不思議な世界にはいって行く。
（19年11月2に小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿した作品「ひまわりの夢」に修正を加えて「ひまわりの丘」と改題して2020年1月19日に本サイトに掲載後、2020年3月10日にタイトルを「ひまわりの夢」に修正）
創作メルヘン
夕暮れの回転木馬
夕暮れの電車の窓に映ったかや子の姿を追って、僕は、「回転木馬」という看板のある駄菓子屋さんにはいって行く。
（19年4月2日に小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿した作品に修正を加えたもの、19年6月12日掲載）
短編ナンセンス童話
空から落ちてしまったお月さまの代わりに、十二個のうめぼしが空に行くが…… （童話集「オデット姫とジークフリート王子のほんとうの物語」より）
短編ナンセンス童話
ある日、ドーナツの穴の美しさに感動した王様は、穴の収集を始める……
短編ナンセンス童話
画用紙より大きくかいた太郎君の象が、本物みたいに歩きはじめた……
短編ナンセンス童話
ある日、”りす”の”り”が盗まれて、”す（巣）”だけが残った……
ナンセンス童話
ある日、死神が、どろぼうの家にやってくる。ふたりは、あの世への旅に出るが……
短編メルヘン
死を目前にした老人が雪野原で出会ったのは、なつかしい少女の姿と「話されなかった言葉」達だった。
短編メルヘン
ガラスの中のセピア色の町で、マリーは、不思議な少女と男の子に会う。彼らの正体は？ そして、ガラスの中の町とは……？
＊2008年、三一書房より刊行された絵本「ガラスの中のマリー」のもとになった童話です。
修正の上、写真と絵を組み合わせた絵本を是非ご覧ください。
＊童話「ガラスの中のマリー」は、2008年７月に三一書房より絵本として出版され、本サイトでの公開は、2020年3月10日に終了しました。
創作メルヘン
何もない遊園地(オリジナル版）
どこからともなく「何もない遊園地」に入り込んでしまった少年は、時の精に導かれて「月夜の国」へやって来る。が、「個性の得点」で差別されて「太陽の国」から追放された子ども達が暮らす「月夜の国」は、「太陽の国」の侵攻による危機に瀕していた。少年は、月夜の国を救うため、「悲しみの国」をめざして、砂漠への旅に出る。
何もない遊園地
（プロローグと第1話をPDFで無料公開中、全体はkindleストアで購入できます）
＊童話「何もない遊園地」は、2013年1月26日に、電子書籍として出版しました。また、2017年には改訂版も電子出版しました。Amazon Kindleストアで購入できます。
→童話『何もない遊園地』電子出版のお知らせ
＊童話「何もない遊園地」オリジナル版のプロローグと第1話を、PDFファイルで無料公開中です。（2015. 1.11）
→「何もない遊園地」プロローグと第1話（PDF）
＊「何もない遊園地」オリジナル版の各話ごとの掲載は、2013年に終了しました。
何もない遊園地（プロローグ 第1話 2 3 4 5 6 7 8 エピローグ ）
＊北村正裕著「エヴァンゲリオン解読」（三一書房）2001年11月刊行
白鳥の湖研究コーナー、エヴァンゲリオン解読コーナーもよろしく